わかやま国体


人馬の日ごろの練習成果が良く出たペアもあれば、
外的要因によって馬のご機嫌ななめに…というペアもあったことと思います。

私も、Uストリームのライブ中継で競技を観ていて
『あぁ!!残念!』とか『そこ頑張ってー!!!』とか
一人白熱してしまいました。

だって馬術競技のライブ中継って、
日本じゃまずなかったですよね!
Uストリーム様、瀬理町さんありがとう!!!

今年の国体は現地に行けなかったので、その分応援に熱を込めました

数年前までの国体の馬場馬術では、成年男女・少年問わず
シルクハット率がほぼ100%だったのに
今年はシルクハットは数えるほどで、ヘルメット着用率が非常に高かったです。

非日常的なスペシャル感を感じられるシルクハットも捨てがたいですが…
でもやっぱり私は俄然ヘルメット推進派です。

ある程度の年齢から、私はヘルメットを被らない派でした。
クラブで働いていたときも、被っていませんでした。

何故と言われれば
『周りのイントラも被ってないし、その方がプロっぽくみえる!
それに、ヘルメットは暑いし蒸れるし髪型がひどいことになるし
・・・被らなくても、まぁいいかな?』
が理由だったと思います

会員として乗っていたときにも、私の先生方は誰一人被っていませんでした。
だから、自分も、
暑くて蒸れるヘルメットより、キャップに憧れたんだと思います。

今は大きな声で言えます。

『障碍も馬場も、初心者もプロも関係ない。ヘルメットは是非被りましょう』

私達が好きな乗馬というのは、独りでやるスポーツではありません。
自分と馬、のスポーツです。

自分は絶好調かもしれませんが
馬は気分がすぐれないときだってあります。

もしかしたら大きな音を聞いて、怖い思いをしたばかりかもしれないし
馬房から見慣れない何かをみたばかりで実は興奮しているかもしれません。

騎乗中に、馬が乗り手に集中していなことだってあるでしょう。
さらに馬に悪意はなくても、防ぎようのない落馬というものはあります。

私も、落馬で記憶を失ったこともありますし、歩けなくなる怪我をしたこともあります。

プロのライダーもたくさん見てきました。
皆、素晴らしい技量をもっていますが、
落馬や事故で大怪我をしたり、
騎乗が出来なくなってしまったり、知人のうちには命を落としてしまった方もいます

ヘルメットだけで完全に怪我をしなくなるわけではありませんが、
被らないリスクは、計り知れません。
車のシートベルトと同じ感じでしょうか。

私がいたドイツの厩舎では、
例えウォーミングアップの騎乗だけでも、
ヘルメットなしには乗ることは出来ませんでしたし
馬に乗ることでお金をもらっているプロライダー達もヘルメットを被っていました。

ドイツの全部の厩舎がそうとは言いませんが
アマチュアはもちろん、プロがヘルメットを着用している割合は日本より多いと思います。

昨今では、有名な馬場のプロ選手たちが、国際試合にもヘルメット着用で臨んでいるのをみて
ヨーロッパの馬場馬術では、ヘルメット着用率が更に上がっています。

日本でも、
見本お手本となる先輩ライダーや、プロであるインストラクターの
ヘルメットの着用率がもっと上がるといいな、と願っています。

まぁ、シルクハットもテンガロンハットも素敵なんですけどね~

ちなみに私は
千葉で一番テンガロンが似合う

そう信じて周りにも言い聞かせています。

シルクハット被ると、周りに笑われる私ですが、テンガロンハットの時は誰も何も言いませんよ

似合ってるからなのか、憐れまれているのかは分かりませんし
知るのも怖いので、敢えて触れないことにしていますが…

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